この記事を読めばわかること
- なぜ一戸建ては防犯上の弱点になりやすいのか?
- プロの侵入者が選ぶ「入りやすい家」とはどんな家か
- 玄関・窓・勝手口……今すぐ見直すべき危険ゾーン
- 道具を使わずにできる、家を守るシンプルな習慣とは?
- 家族と一緒にできる“防犯の意識づくり”の始め方
はじめに
夜10時。小雨の降る静かな住宅街。
どの家も灯りを落とし、眠りについているころ。ひとりの男が、フェンスの影から周囲をうかがっていた。カメラはない。センサーもない。玄関のカギは…たったひとつ。手にはピッキングツール。
「これは、いける」
この物語はフィクションではなく、実際に各地で起きている現実です。防犯を“誰か他人事”ととらえている限り、あなたの家もいつか狙われるかもしれません。
この先でお伝えするのは、難しいセキュリティ機器の話ではありません。
もっと簡単で、もっと身近な、暮らしを守る“当たり前”の積み重ねです。
そもそも、なぜ一戸建てが狙われやすいのか?
集合住宅と違って、一戸建てにはエントランスやオートロックがありません。裏道に面した立地なら、人目も少なく、侵入者から見れば“入りやすい構造”です。
とくに次のような特徴のある家は要注意です。
- 窓の近くに背の高い植木がある(死角になる)
- 勝手口や裏口が外から完全に見えない
- 夜でもセンサーライトが点かない
- 鍵が古く、簡単に開けられてしまう構造のまま
「自分の家は大丈夫」と思っていても、泥棒にとっては“好条件が揃っている”ことがあるのです。

侵入者が避けたがる家の特徴とは?
プロの空き巣は、リスクの高い家には絶対に近づきません。彼らが避けるのはこんな家です。
「侵入に時間がかかりそうな家」
→ 玄関や窓に2重ロック、防犯フィルム、補助鍵があると、それだけで侵入を諦める理由になります。
「人目につきやすい家」
→ センサーライトが玄関と裏口の両方に設置されていたり、近隣との距離が近い家はターゲットから外されやすいです。
「住人の防犯意識が高そうな家」
→ 郵便ポストの整理がされていたり、玄関が常に整っている家は“在宅感”があり、避けられる傾向があります。
つまり、“入りやすい家”に見せないことが、最大の予防策です。
家の中で、いちばん危ない“侵入ポイント”はここ
●玄関
玄関は鍵をかけているから安心…そう思っていませんか?でも、ワンドア・ワンロック(1つの鍵)では、慣れた侵入者なら30秒以内に開けてしまいます。
対策としては:
- 補助錠を1つ以上設置(できればディンプルキー型)
- ドアスコープ付きのインターホンで来客を確認
- 足元にセンサーライトを設置し、夜間の侵入を防止
●勝手口
家族があまり使わない勝手口。だからこそ、鍵も簡易的なものになりがちです。
侵入者にとっては格好の侵入ルートです。
対策としては:
- 勝手口にも玄関と同等レベルの鍵を
- 死角になる場所には必ずセンサーライト
- 扉の前に防犯砂利を敷いて音による威嚇
●窓
掃き出し窓や小さなトイレの窓。どちらも「開けられやすい構造」をしている場合が多いです。
対策としては:
- 補助錠の設置
- ガラスに防犯フィルムを貼る
- 雨戸やシャッターを夜間に活用
道具はいらない。“毎日の習慣”こそが家族を守る
防犯対策は「モノ」よりも「行動」で効果が決まります。
以下のような習慣を、今日から始めてください。
- 外出前に「鍵かけ確認」を声に出して行う
- 夜は20時以降にカーテン・シャッターを閉める
- ポストは毎日空にし、チラシをためない
- 駐車場に車がなくても、家の照明を1つは点けておく
家の外から見て「人がいる」「ちゃんと管理されている」印象を与えることが大切です。
家族全員で防犯意識をシェアしよう
防犯は、ひとりでやるものではありません。家族の協力があってこそ、本当の意味で家は守られます。
子どもには、「家に誰か来たとき、ひとりで出ない」
高齢の親には、「インターホンに必ず出る前に確認する」
家族で“防犯ルール”を共有し、小さな異変にも気づけるようにすることで、被害の芽を摘むことができます。
まとめ:備えあれば、守れる家になる
- 一戸建ては“無防備になりやすい”構造をしている
- 鍵や窓、勝手口など、侵入されやすい場所は多い
- 高価な防犯機器より、日々の習慣の方がよく効く
- 家族と協力し、地域とも連携すれば“狙われにくい家”になる
「防犯を考え始めるのに、遅すぎることはありません」
今日、玄関の鍵を見直すことから、あなたの家を守る第一歩が始まります。

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