✅この記事でわかること

  • なぜ「収納たっぷりの家」が逆に不便になるのか?
  • 見落としがちな収納と動線の関係
  • 間取りの後悔を防ぐ、収納設計のコツとは?
  • モデルハウス見学で注意したい“落とし穴”

◆「収納が多ければ安心」は、本当に正しい?

家づくりでよくある声が、「とにかく収納スペースをたくさん確保したい」というもの。
この希望、もちろん間違ってはいません。でも、「多ければ多いほど暮らしやすい」と思い込むのは、実はとても危険。

なぜなら、収納の“量”が生活をラクにしてくれるわけではないからです。
本当に大事なのは、「どこに、どんな形で収納があるか」。

収納スペースは、配置を間違えると生活の妨げになり、日々のストレスを生む元になってしまうのです。

◆ケース例:大容量収納が家族のストレスに変わった家

40代の小野さん夫婦は、郊外にマイホームを新築。
「とにかくモノが多いから」と、間取りのあちこちに収納を設けました。

  • 玄関にはシューズクローク+アウトドア用品棚
  • リビングにウォークインタイプの大型収納
  • キッチンに2畳の食品庫と別にストック用棚
  • 子ども部屋の壁全面に収納ユニット
  • さらに階段下や廊下の角にも収納棚を設置

引っ越し当初は「完璧な収納計画」と感じていたものの、暮らすうちに気づいたことがありました。

「通るたびに狭い」
「使わないものばかり溜まっていく」
「収納のために、動きにくくなっている…」

実は、収納の量を優先した結果、生活動線が複雑になってしまっていたのです。

◆収納が“多すぎる”と起こる3つの問題

収納スペースは便利ですが、過剰に作ることで以下のような問題が起きることがあります:

1. 動線の妨げになる

動くための空間が圧迫され、すれ違いにくくなる。特に廊下や通路に収納がはみ出すとストレスに。

2. モノを捨てづらくなる

「しまう場所がある」と油断して、使わないものをため込みやすくなり、かえって片付かない。

3. 管理が複雑になる

どこに何をしまったか把握できず、“モノが行方不明になる収納”が増えてしまう。

◆大事なのは「何を、どこで使うか」に合わせた収納

理想的な収納は、**量ではなく“機能”**で考えるべきです。
「どの場所で、どんな動きの中で、何を使うのか?」を前提に設計しましょう。

たとえば:

  • 靴やコートを着脱する玄関まわりに最小限
  • リビングの収納は日用品と掃除道具だけでOK
  • キッチン収納は、動線を邪魔しない範囲で十分

収納は**“動く空間”と“使うタイミング”に寄り添う存在であること**が大切です。

◆図面では気づけない!モデルハウスで「体験」する意味

図面だけでは分からないのが、収納が動線に与える影響です。
「実際に動いてみて初めて分かる」違和感は、モデルハウスでこそ体験できます。

モデルハウスでは以下を意識して見学しましょう:

  • 実際に収納の扉を開けてみる
  • その前を誰かが通れるか確認する
  • 収納の中に何を入れるかを具体的に想像する

最低でも3軒以上を比べて歩くことで、「自分たちの生活にフィットする収納」の見え方が変わります。

white wooden shelf with assorted items

◆失敗しない収納づくりの3原則

①「使う場所のすぐそば」に収納を設ける

→ 収納は“使う”ことが前提。動線の近くに置くのが基本。

② 必要な物を明確にしてから収納を設計する

→ 何をしまうか決まっていない収納は、ほぼ使われません。

③ 生活動線を収納よりも優先する

→ 動きやすさは、暮らしの快適さそのもの。収納がそれを妨げてはいけません。

◆まとめ:「しまう場所」ではなく、「暮らしを助ける場所」に

収納は“モノを片付ける場所”ではなく、暮らしの流れを整えるための装置です。
量にとらわれず、「生活のどこで必要になるか」「動線を邪魔しないか」を軸に考えてみましょう。あなたの毎日がスムーズに動く収納は、設計図の中ではなく、実際の暮らしの体験から生まれるものです。

モデルハウス見学予約の
4つのメリット


✅ 1.サクサク見学
待ち時間なくスムーズに見学できるので、貴重な時間を有効活用できます。家族との大切な週末を有意義に過ごせます。

✅ 2.効率よく見学!
複数のモデルハウスをまとめて見学できるので、効率的に情報収集が可能です。自分に最適な住まいを一度に比較検討できます。

✅ 3.専門性の高いスタッフ
専門知識を持ったスタッフがあなたの要望に合わせて丁寧に対応。理想の住まいを見つけるためのアドバイスが受けられます。

✅4.当日のやりとりがスムーズ
事前に質問を伝えられるので、当日の見学がスムーズに進みます。重要なポイントをしっかり確認でき、安心して見学が楽しめます。