「明るければOK」ではない!
住宅設計で軽視されがちな「窓の位置」。
でもそれが、住み始めてから予想以上のストレス要因になるケースは少なくありません。
- 朝がつらい寝室
- 視線にさらされるリビング
- 機能しない浴室の小窓
この記事では、実際の生活で起きた“窓にまつわる後悔”をもとに、失敗しない窓選びの考え方をお伝えします。
▍この記事でわかること
- 注文住宅でよくある「窓の失敗例」
- 日差し・プライバシー・安全性に関する盲点
- 窓を配置する前に考えるべきポイント
- モデルハウスでしか得られないリアルな感覚
◆ 設計のときは気づけなかった「暮らしに合わない窓」
新築住宅の設計段階で、「なんとなく」で配置されがちな窓。
図面上では自然に見えても、暮らしの中では“違和感のもと”になることがあるのです。
ここでは実際にあった3つのケースをもとに、「なぜその窓が失敗だったのか」を紐解いていきます。
◉ ケース1:朝日が容赦ない寝室。目覚ましより先に太陽が起こしてくる
「南向き=心地よい」というイメージを信じて、寝室に大きな窓を設置。
ところが、住み始めてみると朝5時から強い日差しが直撃。
「休みの日くらいゆっくり寝たいのに…」
遮光カーテンで防ごうとするも、完全には防げず。
“明るい=正解”ではなかったと気づいたのは、引っ越し後でした。
◉ ケース2:リビングの大きな窓が、まさかの“人目スポット”に
リビングを開放感たっぷりにしたいと考え、道路に面して大きな掃き出し窓を採用。
しかし実際は──
- 通行人の目線がダイレクトに届く
- 夜は照明で室内が丸見えに
- 子どもたちが無邪気にのぞいてくることも
結果的に、ほぼ一日中カーテンを閉めっぱなしという状況に。
「光を取り入れるための窓が、光を遮る存在になった」と後悔の声。

◉ ケース3:浴室の小窓が“あるだけの存在”に
「換気のため」と設けた横長の小窓。けれど──
- 奥様が届かず開け閉めできない
- 外からの視線が心配で開けられない
- 湿気も抜けづらく、カビの原因に
最終的には閉じたままの“使われない窓”に。
「なんとなく」で選んだ結果、活用できない設備となってしまいました。
◆ 何が問題だったのか?──答えは「暮らしの視点」が欠けていたこと
これらの事例に共通するのは、“実際の生活動線や視線の流れを想定していなかった”こと。
- 朝日が強くても問題ないか?
- 窓の先に何があるのか確認したか?
- 開け閉めはスムーズにできるか?
デザインや方角の理屈だけでは、本当に快適な空間は生まれません。
日々の行動・心理・ライフスタイルに合っているかが、最も大切なのです。
◆ 図面では見えない“生活のリアル”は、モデルハウスで体感する
図面や完成予想図では、窓の不便さには気づけません。
そこでおすすめなのが、モデルハウスでの実体験。
- 光の入り方(朝・昼・夕)を自分の目で確認できる
- 実際に窓を開閉して「使いやすさ」がわかる
- 通りとの距離感や視線の抜け方が体感できる
特に「光」と「風」の感覚は、紙の上では絶対にわからない重要な要素です。
◆ 「暮らしに合った窓」をつくるための6つの質問
窓を配置する前に、次の項目を自分に問いかけてみましょう:
☐ 朝ゆっくり寝たいのに、東や南に大きな窓をつけていないか?
☐ 通行人や隣人の視線が直接届く位置に大窓を設けていないか?
☐ 窓から見える景色は、心が落ち着く風景になりそうか?
☐ 家族全員が開け閉めしやすい高さにあるか?
☐ 防犯上リスクのある位置に無防備な窓がないか?
☐ 実際に使うことを想定して設計されているか?
この6つの質問が、「窓で失敗しない家」をつくるカギになります。
◆ 窓は「風景」ではなく、「暮らしをつなぐ道具」
窓は家の“顔”であると同時に、外と内をつなぐ重要な装置。
見た目や日当たりだけで選んでしまうと、暮らしの快適さを失うことにもつながります。設計図上の理想より、実生活のリアルを大切に。
ぜひ、住宅展示場で「体験しながら選ぶ窓づくり」を始めてみてください。

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