「注文住宅を建てるなら、まずは土地探しから――」
そう聞いてはいても、実際に動き出すと「何から手をつければ?」と戸惑う方は多いはず。土地探しは、家づくりの“最初で最大の山場”とも言える工程です。しかも、注文住宅の場合は「建てる家」と「買う土地」が切り離せない関係にあるため、見極めの視点が一層重要になります。
この記事では、土地購入から住宅ローン、家づくりの流れまで、注文住宅を検討するうえで押さえておきたい基礎知識と注意点を丁寧に解説します。
この記事を読めばわかること
- 土地購入の基本的な流れと手続き
- 注文住宅ならではの土地選びのコツ
- 土地と建物をセットで考える理由
- 住宅ローンの種類と審査時の注意点
1. 注文住宅のための土地購入、何から始める?
注文住宅を検討している方にとって、土地選びは「家の設計」と同じくらい重要なステップです。住みやすさや利便性だけでなく、理想の家が建てられるかどうかも関わってきます。
● 土地購入の基本ステップ
以下のような流れで土地購入は進んでいきます。
- 予算設定と情報収集
- 土地探し(ネット・不動産会社など)
- 気になる土地の現地確認
- 土地の仮申し込み・ローン審査
- 売買契約の締結
- 土地代金の支払い・所有権移転
この間に、設計事務所やハウスメーカーとも並行して相談を進めておくことがポイントです。

2. 注文住宅ならではの土地選びのポイント
建売住宅とは異なり、注文住宅は「土地に合わせて家を建てる」のではなく、「家に合った土地を選ぶ」視点が欠かせません。
● 建築条件をチェック
土地によっては「建築条件付き」など、あらかじめ施工業者が決まっているケースもあります。自由設計を希望している場合は、あらかじめ条件を確認しましょう。
● 建築基準法による制限
土地には「建ぺい率」「容積率」「高さ制限」などの法的制約があります。希望する間取りや階数が実現できるか、必ず確認が必要です。
● 地盤やインフラ状況
地盤改良が必要な土地や、上下水道・ガスの引き込みに追加費用がかかる土地もあります。コスト面にも影響するため、専門家と一緒に調査を進めるのがおすすめです。
3. 土地と建物をセットで考える理由
土地だけを先に購入してしまうと、「この土地には希望の家が建たない」という事態になることも。注文住宅では、建物と土地をセットでプランニングすることが極めて重要です。
● 設計とのすり合わせが必要
たとえば…
- 日当たりを重視したいなら、隣家との位置関係も確認する必要があります。
- 駐車場2台分を確保したいなら、敷地面積や形状の制約も関わってきます。
このように、建築家や設計士と相談しながら土地を選ぶことで、理想のプランが現実に近づきます。
4. 住宅ローンは「土地+建物」で考える
注文住宅の資金計画では、「土地購入費+建物建築費+諸費用」を含めた総額を前提に住宅ローンを組む必要があります。
● つなぎ融資が必要な場合も
注文住宅は、建物が完成してから初めて正式な住宅ローンが実行されるため、土地の購入時点では「つなぎ融資」と呼ばれる一時的な借入が必要になることがあります。
● ローン審査で見られるポイント
- 年収や職業、勤続年数などの属性
- 希望金額と返済比率(年収に対する割合)
- 土地と建物の資産価値
ローンの種類や金融機関ごとに条件は異なるため、事前に複数のシミュレーションをしておくと安心です。
5. 土地購入から家づくりまでのスケジュール感
土地購入から入居までには、一般的に8か月~1年程度かかることが多いです。以下のようなステップで進行します。
- 情報収集・住宅会社選び(1〜2か月)
- 土地探し〜購入(1〜3か月)
- プラン設計〜契約(1〜2か月)
- 建築確認・施工(4〜6か月)
- 完成・引き渡し
特に土地探しと設計の段階は並行して進めるとスムーズです。
まとめ
注文住宅における土地購入は、「理想の家を建てる」ための出発点です。
価格や立地だけで判断せず、家づくり全体の視点で土地を見ることが、後悔しない家づくりへの第一歩となります。
また、住宅ローンの仕組みやスケジュールも、注文住宅ならではの特徴があります。土地と建物、それぞれのプロセスを正しく理解し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けながら進めることをおすすめします。

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