「この記事を読めば分かること」
- 建て替えにかかる費用の全体像と内訳
- 価格が大きく変わる7つの要因
- 知らないと損する“見えない出費”とは?
- お金を抑える工夫と、失敗しない見積もりの見方
はじめに
「ただいま〜」
そう言って玄関を開けた瞬間、きしむ床の音とほこりっぽい匂いが鼻に抜ける。築38年。両親が建てた家は、あちこちに“がんばってきた年数”がにじんでいる。
冬は窓の隙間から風が吹き込み、夏は2階がサウナのように暑い。
「リフォームで何とかならないかな…」と思っていたけれど、シロアリ、雨漏り、断熱材の劣化、そして耐震性の問題。プロの一言で、私たちは“建て替え”を決意しました。
この記事では、そんなわが家の体験をもとに、「家を建て替えるって、どれくらいお金がかかるの?」という疑問に対して、誰にでも分かる言葉でお答えしていきます。

建て替え費用の目安は「2,500万〜3,500万円」
まず結論から言うと、一般的な30〜35坪の家を建て替えると、全部で2,500万〜3,500万円くらいかかります。
この金額には、単に「新しい家を建てるお金」だけでなく、次のような費用が含まれます。
- 古い家を取り壊す費用(解体費)
- 土地の状態を調べて、必要なら地盤を強くする費用(地盤改良)
- 建物そのものの設計・建築費用
- 仮住まいの家賃や引っ越し費用
- 各種手続きや税金、登記の費用
- 家具・家電の買い替え費
わが家は、最初に「建築費は2,000万円くらい」と聞いて安心していました。ところがフタを開けてみると、解体・地盤・仮住まい・税金などの“見えない費用”が積み上がって、合計2,730万円になっていたのです。
建て替え費用が変わる7つの要因
金額が上下するポイントは、実は以下の7つ。
① 解体する家の構造
木造は安く済みますが、鉄骨やコンクリートは壊すのに時間もお金もかかります。
② 土地の強さ(地盤)
土地が柔らかいと、杭を打ったり地面を補強したりする必要があり、100万円以上かかることもあります。
③ 家の中にあるモノの量
家具や荷物が多ければ、その分処分費用が高くなります。中にはゴミ処理だけで10万円以上かかるケースも。
④ アスベストの有無
古い家に使われている可能性がある有害物質。あると撤去費用が跳ね上がります。
⑤ 地域ごとの物価
東京や大阪などの都市部は人件費や資材費が高いため、地方と比べて建築費が1〜2割高くなることも。
⑥ 選ぶ設備や素材のグレード
システムキッチン、ユニットバス、床材など、こだわると一気に費用が増えます。
⑦ 工事の期間
工事が長引くほど、仮住まいの家賃や引っ越し回数が増えるため、追加の費用が発生します。
意外と知られていない“その他の費用”
新しい家の建築費だけに目を向けがちですが、それ以外にもたくさんのお金が必要です。
・解体費用
木造であれば80〜100万円が相場。倉庫やブロック塀も壊すなら追加費用がかかります。
・仮住まい費用
私たちは近くのアパートに4ヶ月間暮らしました。家賃・光熱費・駐車場込みで約40万円。
・引っ越し2回分
仮住まい→新居への引っ越しがあるため、最低2回分の費用が必要。わが家は合計30万円ほどかかりました。
・登記・測量・申請費用
法的な手続きには、約20〜30万円の支払いが必要でした。
・家具・カーテン・照明など
「せっかく新築だから」と、つい買い替えたくなるもの。わが家では70万円かかりました。
どうすれば費用を抑えられるの?
少しでも出費を減らすために、実際に私たちがやった工夫を紹介します。
■ 家の中を“徹底的に片付ける”
家具、家電、衣類、本など、リサイクルショップや自治体の粗大ゴミ回収をフル活用。20万円以上節約できました。
■ 不要なものは早めに処分
使っていない庭の倉庫、古い植木鉢、ぼろぼろの物置…。自分たちで片付ければ、解体業者に払うお金が減ります。
■ 最低3社の見積もりをとる
最初の工務店は「建築費2,300万円」でしたが、最終的に選んだ会社は1,980万円。同じ広さ・間取りで約300万円の差が出たのです。
見積もりを見るときの注意点
見積もりをもらったら、次の4つに注目してください。
- 「一式」ばかりの表記は危険
細かい内訳が書かれているかを確認しましょう。 - 地盤改良やアスベスト処理が含まれているか?
あとから“別料金”になるケースが多くあります。 - わからない項目は必ず質問
業者まかせにせず、「これって何の費用ですか?」と聞く勇気が大切です。 - 同じ条件で複数社から見積もる
条件をそろえないと、公平な比較になりません。
まとめ
- 家の建て替え費用は、平均2,500万〜3,500万円
- 構造・地盤・残置物・地域・仕様などで費用は大きく変わる
- 見えない出費(仮住まい・登記・家具など)に注意
- 片付け・処分・複数見積もりなど、自分でできることで数十万円の節約が可能
- 見積もりは“細かさ”と“比較”が成功の鍵

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