「いつ建てても同じでしょ?」と思っていませんか?
実は、注文住宅は“買い物のタイミング”で総額が大きく変わることがあります。しかも、差額はちょっとした家具が買える…どころじゃない、数百万円単位になることも。

これは、建材価格や人件費の変動、住宅会社の販売戦略、そして季節ごとの需要の波が関係しています。タイミングを見極めるだけで、同じプランでも支払う金額が大きく変わることがあるのです。

今回は、「いつが安いのか?」という素朴な疑問に、ちょっと裏側の事情も交えながらお答えします。

この記事を読めばわかること

  • 注文住宅の価格が時期によって変わる理由
  • 年間を通じた価格変動の傾向
  • “お得な時期”とその背景
  • 注意すべき落とし穴と、賢いタイミングの見極め方

1. 価格が変動するのは「仕組み」があるから

注文住宅の価格が上下するのは、気まぐれではなく理由があります。大きく分けると次の3つです。

  1. 建材・資材価格の変動
     木材や鉄骨、断熱材、設備機器の仕入れ価格は世界的な需給や為替の影響を受けます。特に木材は輸入依存度が高く、国際情勢や輸送コストの変化で数%〜10%単位で上下することがあります。
  2. 人件費の変動
     建築ラッシュの時期や大型公共工事が重なる時期は、職人や作業員の確保が難しくなり、人件費が高騰します。その分が見積もりに反映されるのです。
  3. 住宅会社の販売戦略
     年度末や決算期に「契約件数を伸ばしたい」という理由でキャンペーンを打つ会社は少なくありません。期間限定値引きやオプション無料サービスがつくのもこの時期です。

2. 年間スケジュールから見る「安い時期」傾向

春(3〜4月)

新生活シーズンで引っ越しや建築需要が高まる時期。建材や職人の手配が立て込むため、価格はやや高めに推移しがちです。

初夏(5〜6月)

年度始まりの慌ただしさが落ち着き、需要がやや落ち着く時期。工期に余裕があり、交渉もしやすくなるため“穴場”といえます。

夏(7〜8月)

お盆前に工事を終えたい案件が集中。猛暑による作業効率の低下もあり、人件費が高めになる傾向があります。

秋(9〜10月)

気候が安定し、作業しやすい時期。需要は高めですが、年末までの契約を狙ったキャンペーンが始まるケースもあります。

冬(11〜2月)

寒さや年末年始の休暇があるため着工は少なめ。ただし住宅会社は決算や年度末に向けて契約を積みたい時期なので、条件交渉がしやすくなります。

green and pink trees and road

3. 特にお得になりやすいのはこのタイミング

  • 決算期(多くは3月または9月)
     営業目標達成のため、大幅値引きや特典を出しやすい時期。
  • 大型イベント後の在庫処分時期
     住宅展示場やイベントで使ったモデル設備を格安で提供することがあります。
  • 需要の谷間(5〜6月、11〜1月)
     着工待ちが少なく、職人や資材の手配がスムーズ。

4. 安くても焦ってはいけない理由

「今だけお得」という言葉には要注意。急いで契約すると、こんなリスクがあります。

  • プランの検討不足による後悔
  • 金利やローン条件の見落とし
  • 家族のライフプランと合わないタイミング

値段だけで判断せず、「家を建てる目的」と「家計全体の計画」を優先しましょう。

5. 賢くタイミングを選ぶ3つのコツ

  1. 1年単位で計画を立てる
     土地探し、設計、融資審査まで含めると、契約から引き渡しまで半年〜1年はかかります。
  2. 複数社から見積もりをとる
     同じ時期でも会社によって価格差が出ることがあります。条件比較は必須です。
  3. “値引き”の中身を確認する
     単純値引きだけでなく、オプションや設備のグレードアップが含まれているかもチェック。

まとめ

注文住宅は「いつ契約するか」で総額が変わる可能性があります。安い時期はたしかに存在しますが、値段だけでなく、自分たちの暮らしに合ったタイミングを見極めることが大切です。

価格の波を知り、余裕を持った計画を立てることで、同じ予算でもワンランク上の家を手に入れるチャンスが広がります。

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